◆1992年版を考察

◆1992年のカード構成
 球団別選手数に異変が!! これまで、ほとんどの年で12球団で一番多くカード化されていた巨人が、なんと8位。翌年からはJリーグが発足。私は、サッカーも観戦はするが、チップスカードはこれまで通り野球チップスを購入。
 BBM(週刊ベースボールマガジン社発行)が、昨年(91年)発売されたことにより、スポーツカード人気が頂点を迎えた。
 本年のカード発行種類数は213枚。

◆球団別選手数調査
 ①阪神   (24枚)11.2%   ②西武   (21枚)09.9%
 ②中日   (21枚)09.9%   ⑤近鉄   (19枚)08.9%
 ④広島   (20枚)09.4%   ⑥オリックス(18枚)08.4%
 ⑥ヤクルト (18枚)08.4%   ⑩ダイエー (15枚)07.0%
 ⑧巨人   (17枚)08.0%   ⑪日ハム  (14枚)06.6%
 ⑨大洋   (16枚)07.5%   ⑫ロッテ  (10枚)04.7%

 円グラフ1「球団別選手数調査」

◆1992年のデザイン
 90年の後半、91年と異なり、裏面の印字が青色に変更された。
 写真は、昨年度に引き続き、スポーツニッポンとベースボールマガジン社から提供してもらっている。
 他にも、カードによってはⒸマークがあったり、写真提供が球団であったりと統一されていない感がある。

左から
№1 秋山幸二(西武)
№2 清原和博(西武)
№3 辻初彦&平野謙(西武) (裏面)

◆発行時期
 おそらく、①№1~36 ②№37~72 ③№73~106 ④№107~142
⑤№143~177 ⑥№178~213 の6つの時期に異なって発行されたのだろう。
 
①№1~36               ②№37~72 

 
③№73~106             ④№107~142

 
⑤№143~177            ⑥№178~213


◆№1~36を紹介
 パリーグの選手が多く発行された。武田はこの年から背番号が4に変更になったのに15になっている。ということは、昨シーズンの写真かな? 門田は南海からダイエーに移籍した。

左から
№15 武田一浩(日ハム)
№18 門田博光(ダイエー)
№24 大豊泰昭(中日) (裏面)

◆№37~72を紹介
 人気の野茂は、連番で2枚カード化されている。

左から
№41 野茂英雄(近鉄)
№42 野茂英雄(近鉄)
№45 落合博満(中日) (裏面)

◆№73~106を紹介
 このシリーズでは、私の大好きな広島・前田選手のカードが発行されている。

左から
№74 原辰徳(巨人)
№82 本原正治(ダイエー)
№99 前田智徳(広島) (裏面)

◆№107~142を紹介
 結構、夏の発売なのに、キャンプ時の写真を使用しているね。武田は、№15では、背番号が15なのに、№116では4になっている。

左から
№116 武田一浩(日ハム)
№120 西崎幸広(日ハム)
№121 阿波野秀幸(巨人) (裏面)

◆№143~177を紹介
 人気の亀山、新庄は、ここで初めてカード化された。ここでは、大活躍した3人を紹介する。

左から
№ 161 亀山努(阪神)
№ 162 新庄剛志(阪神)
№ 163 田村勤(阪神) (裏面)

◆№178~213を紹介
 今シーズン最後のシリーズ。

左から
№178 T・オマリー(阪神)
№194 池山隆寛(ヤクルト)
№210 田中実(日ハム)

◆面白コメントカードの紹介

左から
№13 ウインタース(日ハム)
 裏面のコメント“試合前のひょうきんパフォーマンスで、すっかり有名になった。陽気なヤンキー気質丸出しのウインタースが、江戸っ子の土橋監督とどうからむかが楽しみだ。” 
№33 桑田真澄(巨人)
 裏面のコメント“昨年12月18日に澤本真紀子さんと電撃入籍! 今オフ11月30日の披露宴には子供も間に合わせるゾ、と大胆宣言!”
№56 長嶋一茂(ヤクルト)
 “カルビーの野球カードは今年で20周年!発売当時の記念すべき№1のカードは長嶋茂雄三塁手(巨人)でした。親子2代でカードになったのは長嶋だけなのだ!”


左から
№89 谷繁元信(大洋)
 裏面のコメント“大洋のプリンス谷繁がヒゲを伸ばしたら本物のプリンス秋篠宮殿下に似ちゃったゾ!?目指すは“キング”だけれどまずはレギュラーを確実なものにしないと。”
№102 佐藤和弘(オリックス)
 裏面のコメント“南牟礼、熊野とベテラン外野手が次々に転出したのは佐藤への期待の表れ。激戦のオリックス外野陣に割って入るゾ!中国4000年の美女、靖子夫人も見守る。”

◆さいごに
 長年住み慣れた自宅を離れることに。まぁ、駅からバスで30分以上かかるところから、駅までわずか10分ぐらいのところへ。自分は、浪人生活をしていたので、収集はもっぱら弟がまめに購入していたものが母体となっている。
 2012年2月、ついに、コンプリート達成。最後の一枚は、ジョニー・レイ(ヤクルト)№195だった。このカードは、彼の唯一のカード。このカードを手に入れたことで、ヤクルトスワローズ選手のカードは1973年から現在に至るまで、すべての選手カードを手に入れたことになる。あとは、タイガース版を集めなくては…。

◆その他のトピックス
 1992年出現カード数
 1992年ファーストカードを追え
 1992年の景品
 1992年のチーム別考察
 1992年タイガース版(阪神限定)

 カルビープロ野球チップスカード大好き




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