1986年を考察

◆1986年のカード構成
 カードは全部で251枚(通し番号は、№1~250で、№36の村田選手のカードはバージョンが2種類)。
 球団別数は、次の通り。バージョンが異なるものが存在するが、同じ選手であったため、合計は250とした。
 球団別数を確認すると、巨人、阪神の1位、2位は、昨年と入れ替わった。
 ロッテはカード化されて間もないので、合計8枚と少ないのは分かるが、南海はそれよりさらに少なく6枚。
 その内訳をみると、門田(№3、№99、№144)、香川(№33、№90)、河埜(№163)の3名で6枚。

 ①巨人  (55枚)22.0%   ④西武  (24枚)09.6%
 ②阪神  (43枚)17.2%   ⑧阪急  (11枚)04.4%
 ③広島  (28枚)11.2%   ⑧近鉄  (11枚)04.4%
 ⑤中日  (22枚)08.8%   ⑩日ハム (10枚)04.0%
 ⑥ヤクルト(16枚)06.4%   ⑪ロッテ ( 8枚)03.2%
 ⑥大洋  (16枚)06.4%   ⑫南海  ( 6枚)02.4%



◆№1~100
 裏面の記事が、選手の紹介欄になっており、生年月日、出身地、出身校、血液型、趣味、愛称が載っている。
 
左から
№1 江川卓(巨人)趣味・特技が俳句・ダジャレ ?
№6 東尾修(西武)趣味・特技がゴルフ・マージャン ? 二つとも、のちに痛い目に…

◆№36は2種類
 №36村田兆治(ロッテ)は、2種類存在する。両方とも顔のアップであるが、途中で変更したのだろう。№91に№36と同じ写真が使用されているので、作成者が気づいて差し替えたのではないだろうか。裏面は変更がなかったようだ。
 
№36a 村田兆治(ロッテ)         (裏面)
№36b 村田兆治(ロッテ)         (裏面)


◆№101~250
 各選手に対するコメントが載っている。かなりの上から目線で、読んでいて痛い。
 
左から
№145 栗橋茂(近鉄)
№191 荒木大輔(ヤクルト)

少数精鋭か。南海から3名。

左から
№3 門田博光(南海)趣味・特技欄に「絵を書くこと・読書」とある
№33 香川伸行(南海)紹介欄には、内野手? 捕手から内野手へとコンバートされた?
№163 河埜敬幸(南海)

◆1986年シーズンを振り返って
 西武に清原、巨人に桑田が入団。先に1軍で活躍できたのは清原のほう。開幕から1軍。ファーストのポジションを片平から奪うと、以後クリーンナップ、そして4番へと成長していった。パ・リーグは西武優勝。セ・リーグは広島の優勝。日本シリーズでは第8戦までもつれたが、西武日本一。個人タイトルは、セはバースが、パは落合が三冠王。シーズン終了後は、中日・牛島他3名とロッテ・落合とのトレードが決まった。

左から№81、№97、№106、№161 いずれも清原和博(西武)


左から、№41、№64、№100 すべてバース(阪神)


左から
№2 牛島和彦(中日) 87年からロッテへ
№96 上川誠二(中日) 87年からロッテへ
№205 落合博満(ロッテ) 87年から中日へ


◆1986年版カード収集について
 コンプリートを目指す。残りは3枚(2011.8.1現在)。59(衣笠祥雄)、134(高木豊)、217(達川光男)
 コンプできれば、20年以上かけての達成になる。
 2011年11月。26年かかってコンプリート達成。最後の一枚は、衣笠(広島)の№59だった。実は、同年4月にオークションでこのカードを見たんだけれど、購入しなかった。入札金額のスタートは300円で、即決価格が500円。私はケチって300円の入札にしていたら、落札時間直前になって持っていかれた。それから半年以上もたって、ようやくオークションに出てきた。弟とも相談して、「今度は多少高くても購入しよう」と決めて、購入。金額は500円だった。郵便で届いたときは感慨無量。長かった。そして、自分も年をとってしまった。
 全部そろったカードホルダーを眺めての一言、「もう現役でいる選手はいない」。
 そういえば、つい先日、清水エスパルスの試合を見に行ったんだが、現役選手はみんな私よりも年下の選手だった。(2011.11.5)


◆その他のトピックス
 1986年重複枚数整理
 1986年ファーストカードを追え
 1986年の景品
 1986年で一番カード化された選手は

 カルビープロ野球チップスカード大好き

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