1981年版を考察
◆1981年のカード構成
№は、1から450まである。ただし、309及び314は2種類存在している。309については、河埜(巨人)、新浦(巨人)、314は、ホワイト(巨人)&真弓(阪神)、ホワイト(巨人)となっている。なので、集計結果としては、452種類ということで進めていこうと思う。
また、「セントラルリーグ優勝」というカードが数枚有るが、すべて巨人で集計した。
それと、「巨人・阪神勢大活躍」というカードがあるが、それは混合にした。
巨人のカードが例年にも増してさらに多い。全体の3分の1強を占める。また、セ・リーグのカードだけで、70%を占めている。
◆球団別選手数調査
①巨人 (164枚)36.3% ①日ハム ( 36枚)08.0%
②阪神 ( 39枚)08.7% ②西武 ( 35枚)07.7%
③広島 ( 33枚)07.3% ③阪急 ( 23枚)05.1%
④中日 ( 30枚)06.6% ④南海 ( 19枚)04.2%
⑤ヤクルト( 28枚)06.2% ⑤近鉄 ( 18枚)04.0%
⑥大洋 ( 25枚)05.5% ○その他 ( 1枚)00.2%
○混合 ( 1枚)00.2%
円グラフ1「球団別選手数調査」
◆1981年のカードは?
この年も昨年同様、途中から裏面の書式が変更されている。
①№1から№50
このシリーズは、裏面はピンク色で印字されている。
左から
№1 淡口憲治(巨人) (裏面)
№30 富田勝(中日)
②№51から№200
裏面が青字で印刷されている。そのうち、№51から100までは、通算成績が記載されている。また、ルーキーの場合は、コメントが書かれている。
左から
№69 立花義家(西武) (裏面)
№78 中尾孝義(中日)
③№101から№150
裏面に4月、5月の成績が記載されている。
左から
№117 山本浩二(広島) (裏面)
№123 渡辺進(ヤクルト)
④№151から№200
裏面に5月、6月の成績が記載されている。
左から
№160 江夏豊(日ハム) (裏面)
№196 山本和行(阪神)
⑤オールスターカード(№201~№250)
オールスターに出場した選手のみで構成されたカードとなっている。裏面は、印字が青。内容は、オールスター戦の成績が記載されている。だりつ、しあい…と、ひらがなで書いてあるのが嬉しい。この頃は、プロ野球カードを収集する大人は少なかったんだと思うよ。
左から
№160 柳田豊(近鉄) (裏面)
№196 山倉和博(巨人)
⑥№251から№300
再び裏面の書式が戻る。成績は8月6日現在のものが掲載されている(№293のホワイト(巨人)は、一般の成績は載っていないが、8月12日現在の勝利打点について書かれている)。また、成績ではなくコメントのみのものもある。
左から
№266 田代富雄(大洋) (裏面)
№288 門田博光(南海)
⑦№301から№350
8月19日現在の成績が掲載されている。また、成績ではなくコメントのみのものもある。
左から
№319 福本豊(阪急) (裏面)
№346 王貞治(巨人)
⑧№351から№400
9月24日現在の成績が掲載されている。また、成績ではなくコメントのみのものもある。
左から
№367 西本聖(巨人) (裏面)
№377 立花義家(西武)
№361 島田誠(日ハム)
⑨№401から№425
日本シリーズのことが記載されている。もちろん、登場した選手は巨人と日ハム選手のみ。
左から (裏面)
№404 河埜和正(巨人)
№410 柏原純一(日ハム)
№418 江川卓(巨人)
⑩№426から№450
81年シーズンに活躍した選手が登場している。ただし、タイトルホルダーかといえばそうでもない。
左から (裏面)
№432 青木実(ヤクルト)
№439 梨田昌孝(近鉄)
№447 山田久志(阪急)
◆ その他 セントラルリーグ優勝カード
優勝決定後に発行されたカード。優勝ペナントを持って後楽園球場を1周する場面等が使われたカード。裏面には、「セントラルリーグ優勝」の文字が記載されている。ただ、日ハムの優勝記念カードはない。
左から
№357 セントラルリーグ優勝(巨人)
№378 セントラルリーグ優勝(巨人)
№399 セントラルリーグ優勝(巨人)
◆1981年シーズンを振り返って
私が野球に興味を持った年だ。たまたま、私の家の隣に引っ越してきたH氏。学年も一緒で、仲良くなった。その彼が、野球が好きだったので、私も自然と野球をするようになった。グローブを買ってもらったのも、この年が最初。彼との出会いがなければ、いまこうして毎日野球で楽しんでいないかもしれないなぁ。H氏とは、今でこそ、会う機会は減ったが、現在でも仲良くしてもらっている。
だから、この年は結構覚えている。原(巨人)が新人王を獲得。巨人が圧倒的な強さで日本一になった。江川(巨人)の20勝も凄かった。
◆1981年版カード収集について
ファーストカード及び移籍後最初のカードの入手で困難だったのは、髙橋直樹(広島)と岡村隆則(西武)。前者は、2012年に東京のカードショップで500円、後者は、同年6枚セットで他のカードも含めて480円で入手。入手しにくいからといって、高額なわけではないのが収集の面白いところ。
なお、1981年は、コンプリート済。
左から
№17 高橋直樹(広島)…日ハム時代は何枚もカードになっているのに広島時代のカードはこのカードのみ。
ちなみに、その後在籍することになる西武、巨人のカードは、それぞれ1枚も発行されなかった。
№42 岡村隆則(西武)…ファーストカードであり岡村選手の唯一のカード。
◆大型ルーキー「原辰徳」
81年にカード化されなかった。といっても、カードには写っているものを見つけた。№327、№354の2枚。しかし、選手名の記載が、表面及び裏面に無いので、ファーストカードとは認められない。残念ではあるが、ファーストカードは翌年の82年としておこう。
左から
№327 ホワイト(巨人)…ホワイトを迎え入れているのが原(巨人)
№354 王貞治(巨人)…右端の帽子を取ってファンに挨拶しているのが原(巨人)
◆入手困難?
オールスターカードは、結構高額で販売されていたりオークションで出たりしているが、収集での最難関は、№重複カードの314“ホワイト(巨人)&真弓(阪神)”ではないだろうか?
こちらは2014年春に手に入れることができた。
左から
№314a ホワイト(巨人)
№314b ホワイト(巨人)&真弓(阪神)
◆その他のトピックス
1981年重複枚数整理
1981年ファーストカードを追え
1981年の景品
1981年のチーム別考察
カルビープロ野球チップスカード大好き