◆1996年版を考察
◆1996年のカード構成
カードは95年に引き続き、東京スナックが販売した。枚数は、139枚。後半は、静岡では発売していなかったんじゃないかな?
◆球団別選手数調査
②中日 (12枚)08.6% ①ダイエー (15枚)10.8%
②ヤクルト (12枚)08.6% ②日ハム (12枚)08.6%
②阪神 (12枚)08.6% ⑧西武 (11枚)08.0%
②広島 (12枚)08.6% ⑩近鉄 (10枚)07.2%
②横浜 (12枚)08.6% ⑩オリックス(10枚)07.2%
⑧巨人 (11枚)08.0% ⑩ロッテ (10枚)07.2%
円グラフ1「球団別選手数調査」
珍しく、球団別数で巨人が1位ではない。ダイエーが1番多いっていうことは、信じられなかったんで、もう一度数えてみたりして。南海時代には絶対に考えられないことだね。
◆1996年のデザイン
表紙の名前の表記が派手になった。裏面は、天地に太枠ができ、写真はといえば、…ん~。あんまり画像が良くない。
№1 松井秀喜(巨人) (部分拡大)
すべてのカードに東京中日スポーツ協力ってあるから、写真はそこから借りたんだろうか?
また、前半(①№1~48)と、後半(②№49~139)で裏面の色が異なり、前半は黒、後半はピンク。
左から
№1 長嶋茂雄(巨人) (裏面部分拡大)
№49 松井秀喜(巨人) (裏面部分拡大)
◆発行時期
おそらく、①№1~48、②№49~139 と2つの時期があったんだと思う。また、表記は、①は「№1~48」、②は「№1~139」となっている。
左から
№1 長嶋茂雄(巨人) (裏面)
№49 松井秀喜(巨人) (裏面)
①№1~36
左から
№1 松井秀喜(巨人)
№2 村田真一(巨人)
№3 斎藤雅樹(巨人) (裏面)
②№37~162
左から
№122 小久保裕紀(ダイエー)
№124 秋山幸二(ダイエー)
№131 工藤公康(ダイエー) (裏面)
◆エラーカードを少々
エラー版と修正版が両方発行されているのは4枚把握している。
・スコット・ライディ(ダイエー)№125
・エリック・ヒルマン(ロッテ)№108
・酒井弘樹(近鉄)№112
・テリー・ブロス(ヤクルト)№93
①スコット・ライディ
一見違いがわからないが、裏面をよく見ると違いが見つけられる。スコットの英字表記に注目して欲しい。エラー版は「RYDY」、修正版は「LYDY」。表面は一緒。
左から
№125 スコット・ライディ(ダイエー) (エラー版)
№125 スコット・ライディ(ダイエー) (修正版)
左から
№125 スコット・ライディ(ダイエー) (エラー版) (裏面)
№125 スコット・ライディ(ダイエー) (修正版) (裏面)
②エリック・ヒルマン
こちらも、一見違いがわからないが、よく見ると見つけられる。正式な名前を、ジョン・エリック・ヒルマンというが、ジョンの英字表記が誤ったものと、正しいものが発行されている。
エラー版は「JHON」、修正版は「JOHN」。
左から
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (エラー版)
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (修正版)
左から
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (エラー版) (部分拡大)
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (修正版) (部分拡大)
左から
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (エラー版) (裏面)
№108 エリック・ヒルマン(ロッテ) (修正版) (裏面)
③嘉勢敏弘
このエラーのケースは、完全に製作者が、小川選手と嘉勢選手を間違えたんだと思う。写真は、嘉勢敏弘(オリックス)で、表記は、小川博文(オリックス)となっている。まあ、しょうがないが、本人がかわいそうかなと思う。なお、修正版は作られていないと思われる。
◆1996年シーズンを振り返って
セリーグは巨人が2年ぶりの優勝。パリーグはオリックスが優勝。オリックスはイチローが中心となって野球界を盛り上げた。サッカー人気で押され気味だったから、彼の功績は非常に大きい。で、注目のヤクルトといえば、早くからけが人が出たり、調子が上がらなかったりで、優勝戦線から離脱。厳しいシーズンとなった。
◆1996年版カード収集について
95年と同様、①の時期は、結構購入していたんだが、②の時期は静岡では売ってなかったんじゃないかな?
流通量は①が結構出回っているのに対し、②は、あまり見かけない。
2010年9月、コンプリート達成。2021年6月、エラー版4枚を含めたコンプリート達成。
◆その他のトピックス
1996年出現カード数
1996年ファーストカードを追え
1996年の景品
1996年のチーム別考察
カルビープロ野球チップスカード大好き